お客様の買取金額予想は、意外と当たってます

買取査定でお客様のお宅にお伺いして、品物を査定させていただいて量が多くても、一点一点単体で買取できる品物は一点一点査定します
今の相場から査定額を出し、時には最新のネット相場や業者市場の相場も参考にしながら決めていきます
そして査定が終わるとお客様に、一点一点の査定額と品物の説明をしていきます
査定の説明が終わったら「全部で〇〇万〇〇〇〇円になりますが、いかがでしょうか?」と聞きます
この時が一番緊張する瞬間です
「どうする?」「いいんじゃないの、ちゃんと値段つけてくれたし」「そうだな、じゃあお願いします」
ここが1番報われる瞬間です
「ありがとうございます」
この後はお客様の要望に合わせますが、状況によってはその日に運び出しとお支払いをして、買取は終了になります
そして運び出しの作業中にこの間言われたのが「まったく分からなかったし、調べたわけでも無かったけど何となく全部で〇〇万円位かと思ってたんだよね」と言われて、その金額は実際の査定額にかなり近いものでした
不思議なものでお客様と話をしていて、そういう根拠のない何となくの予想というのはなぜかよく当たるものです
特に遺品整理などで自分でお金を出したりしていなくて、知識もなくて調べてもない時に不思議なものでよく当たります
だからこそお客様が知識がなくて、わからなそうな時ほどしっかりと査定しないと買取は成立しません
例えば相場でいくと30万円だったとして、お客様が知らなそうだからと甘えて「買取価格は10万円ですかね」などと言ったら「思ったより安いなぁ」「ちゃんと分かってるのかな?」と思われて大抵不成立になります
最悪なのは断られた後に「もしあれなら30万円位でどうですか?」などという事や、あまりにも安いと思われて別の業者を呼ばれて相場通り30万で査定されて、一気に信用をなくす事です
これは1番信頼を無くしますし、そもそも買取自体がほとんどできなくなって商売が続きません
人は相場など分からなくても、しっかり説明してもらって金額が納得できれば大体手放そうと考えます
その確率を上げていくのが、この仕事の成否を分けると最近特に思います
逆にこの予想が外れるケースは2種類あって、一つは過去(特にバブル期に買った場合)にご自身でデパートなどで高く買った品物で、総額は数百万円にもなる、まさに高級品です
お客様が高く売れると期待するのも当然だと思いますが、残念ながら今の相場が当時の数分の1から場合によっては数十分の1というケースもあります(特に日本画・茶道具・着物などです)
実際に買った時の金額は500万円だったのに、今では売れて30万円という事もありました
そういう時は安く買い叩こうとしているのではないかと思われない様に、実際に取引されている情報なども見せたりしてしっかり説明した上で、こういう時ほど「急いで売らなくてもいいんじゃないですか?」と提案します
こういう時の予想との差は大きく、お客様も当社もどちらも幸せになれずに厳しいです
次に予想が外れるケースは、遺品整理などの中に中国の古い掛軸や花瓶などが混ざっている場合です
多くの場合、曾祖父が軍人だったり満州に行ってたりという事がありますが、そういう時に掛け軸1本で数10万、花瓶1つで100万以上という事もあります
流石にそれを予想出来る一般のお客様はいないので、いい意味で予想が外れて感謝され当社も名品が手に入ってお互いに幸せになれる買取です
後はお客様が事前に相場を調べ尽くしている場合はどうかというと、これも予想は大きくは外れませんが成立しない事も多いです
例えばメルカリで1万円で売れている品物であった場合に、お客様によっては業者の利益は全く考えない方もいて売値から少しでも安いと満足いただけない場合もあります
そういう時は「ご自身で売られた方がいいですよ」と伝える様にしています
無理して手間を考えたらマイナスで買っても仕方ないですし、さらにそれでも満足してもらえなかったら誰も得しないので、なるべく買取しない様にしています
結論としてはお客様に知識があっても無くても関係なく、しっかりと今の相場で査定すれば買取の成立は高まりますし、仮に買えなかったとしても後悔は少ないです(残念ですが)
なのでお客様に甘えず、適正な査定を心がけねばと思います
そうする事が長い目で見て、安定した買取と経営が出来るので、欲に負けて安く買って一時的なラッキーパンチを狙わずに行こうと思っています







