オーナーの弱い所、サラリーマンの強い所

このブログでも何度か書きましたが、私はこの業界に入る前に異業種のサラリーマン(営業)を7〜8年していました
当時の会社はそこまでノルマが厳しいわけでは無かったのですが、それでも毎月毎月売り上げにはシビアに取り組んでいましたし、営業部の中でも競争があったのでストレスも結構ありました
今はそういう個人のノルマからは解放されて(会社としての達成しなければならない目標などはありますが)仕事の内容も前職よりはやりがいはあり、当時よりも仕事のストレスは少なくなりました
もちろん一人ではじめてから、しばらくは利益など出ず最低限の生活費だけで生きていましたし、利益が出れば全て次の仕入れに使っていました
数年は成長よりもマイナスの方が多く、年々資金繰りも厳しくなっていました
その頃はお金のストレスが半端なく「このまま行ったら潰れるなぁ」「深夜バイトでもしようかな?」と常に悪い方向に考えていました
そういうギリギリの所を周りの助けなどもあり、何とか乗り切って店舗も増やして、人も雇えるようになり、今は資金繰りに悩む事もなくなりました(まだまだ充分ではありませんが)
そしてそういう状況になって感じるのは、いわゆるハングリーさは昔に比べて(サラリーマン時代や創業時)薄くなってきたという事です
もちろんやる気はありますし、もっと集客して様々な品物を取扱いたいですが、無理してまで売り上げを上げたいとか、利益を上げたいとかは思わない様になりました
しかしそういう姿勢でいると、ノルマや営業成績に気合の入っている大手企業のスタッフに負けてしまう部分も出てきてしまいます
例えば良くあるのは出張査定にお伺いして、買い取れる品物がなければ例え遠方だったとしても、もちろん出張料はいただけませんし、そのまま帰りますが同業者やお客様から聞く話では「ここまで来て僕らも手ぶらじゃあ帰れないので、壊れててもいいのでアクセサリーとか時計とかありませんか?」とお客様の方にグイグイ要求したり「これは売らないで残すから」という品物でも価値のあるものであれば「それ売ってくださいよ」といって中々帰らなかったりするケースも未だにあるらしいです
私自身は昔から性格的にそこまでグイグイいけないタイプなので、ここまではそもそもやりませんが、それでもノルマに追われていたサラリーマン時代でしたら今よりはもう少し粘ったり、こういうのはありませんか?こういうのは?と聞いたりしたかもしれません
確かにその方が売り上げは上がると思いますし、仕事である以上結果は1番大事です
大手企業などは人件費もかかりますので、一人一人のノルマも厳しく、そういう売り上げ優先の人達と戦って勝っていかなければならないのは大変な事です
さらにオーナーの場合は一時的な売り上げだけでなく、自分がビジネスを続けて行く以上永続的な考えでいなければならないのでお客様の要望以上の買取(いわゆる押し買いの様な形)は出来ませんし、精神的にも続かなくなりそうなので自分もスタッフにも個人的なノルマは課していません
それでもここ数年は堅調に売り上げも利益も上がっていますので、この方針は変えずに行こうかと思っています
ただし売上げ至上主義の中で必死に働くサラリーマンを数多く抱えて、成長していく大手企業と比べると考えが甘くいつか駆逐されてやっていけなくなるかもしれません
そうならない様に営業方針は変えずに、別の部分で生き残れるように頭を回転させていきたいと思います







