店主ブログ

買取業者が買い過ぎて、相場が安くなり首が絞まる

絵画の相場に関してですが、業者市場やネット相場などを見聞きしていると、ここ最近特に相場の下落が目立ちます

例えば5年くらい前なら安くなったとは言え、4〜5万円程で取引されていたものが1万円前後になったりしています

もちろんその中でも評価の上がっている作家やジャンルはあります

例えば浮世絵・版画などは海外での評価もあり、相場は上がっていますし、一部の現代アート(具体美術協会など)や世界的に評価されている作家(藤田嗣治など)はあまり影響を受けていませんが、有名作家でもリトグラフや肉筆でも中堅作家などの作品は本当に下がっているように感じます

例えばビュッフェ・カシニョール・ジャンセン・ブラジリエなどバブル期に流行った作品(リトグラフ)などは当時数十万〜で百貨店や画廊などで買っていたとしても、今では相場が数万円(それも1に近い方)だったりします

また肉筆であっても風景画や山水、花鳥などを描いた中堅作家の作品も30年前に展示会などで50万円で買ったとしても、10年前で7〜8万円今では1万円にもならないという事もよくあります

なぜここまで急激に相場に変化があったのかというと色々と理由はあると思います(日本の景気の減退や、そもそも絵を飾る人が減っているなど)が、その一つに買取業者が増えて(特に大手チェーン系)今までなかったテレビCMが大量に流れたり、駅前に買取業者の店舗が何軒も並ぶようになり持っているものや遺品などを売る事のハードルが下がってきたため、今まで以上に骨董業界に品物が入ってくる様になりました

それ自体は業界的にもリユースの観点からも良い事だと思いますが、品物の相場は基本的に需要と供給で決まりますし、元々需要の弱っていた絵画に関しては品物の流入増はダイレクトに相場の下落を招きます

これが例えば需要が旺盛で相場が上がり続けている(最近少しの暴落はありましたが)貴金属やマニアの層が厚い鉄道関係やおもちゃ・ゲームなどだったら、むしろ更なる盛り上がりを呼ぶかもしれませんが絵画に関してはそうはなっていません

 そして取り扱っている業者も、一点一点の相場が下がると今まで以上に量を扱わなくてはならなくなりますし、一点一点時間をかけて売る余裕がなくなるので、ネットオークションなどに大量に出品するようになり、ますます相場は下がっていきます

そうするとどの業界でもそうだと思いますが、相場が下がるなかで売り買いをしているとどうしても利益は少なくなってしまいます

もちろん名品を厳選して高価格で販売している業者もいますが、多くの流れは結果薄利多売になって来ています

つまり業者的にはある意味、自分で自分の首を絞めている格好になっています

とは言ってもこれだけ買取業者が増え(特に大手チェーン系)働いている人口も増えてくると、もうこの流れは止まらないと思います

当然当社にも影響はあり、買取の査定に置いても困る事が増えて来ています

遺品整理でお客様から声がかかり伺うと、亡くなられた両親が絵画が好きで、当時いいお値段でしかるべき所で何点も購入されて、もちろん偽物とかではなく真作で間違いないのですが、今ではほとんど値段がつかないという事が結構よくあります

そしてそこにバブル期の頃の領収書が残っていて、合計すると300万円を優に超えるのに今の相場だとよく売れて15万円程(これが売ってみたらそれより安い10万円程だったという事もよくあります)の場合、期待しているお客様に値段を伝える事自体が気が重いですし、もの凄く安く買い叩く悪徳業者だと思われてもいけないので、ちゃんとネット等に載っている相場を見せながら説明して「もしあれだったらもう少し手元に残してもいいんじゃないですかね」と伝えたりします

それでももう飾る人もいないからと買取を依頼されればもちろん、買取させていただきますがこういう時はお客様の満足度も高くなく、当社もほとんど利益も出ずなかなか三方良しになりません

それでもそういう厳しい状況ではありますが、絵画に関しても今の相場に準じてにはなりますが、問い合わせいただければしっかりと査定買取させていただきますが、なかなか過去との相場の違いなどで苦労するジャンルになってきています

 

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