ピンからキリまであるのは大前提として、実際骨董屋と言われる人たちがどのくらい稼いでいるのか一般の人は、なかなかわからないと思います
元々この世界は閉じられた世界で、詳しい情報はほとんど外には出てきませんし「何か怪しそう」「まともに働けない人達がやっていて、食べれるのかしら」という偏見のようなものを持っている人も多いのではないでしょうか
骨董屋と一括りに言っても、売り上げを上げる形態も規模も本当に様々です
売り方としてはお客様や業者オークションなどで仕入れてお店で小売する店師、骨董市などで売る露天商、ヤフオクなどネットで売るネット屋、お客様から買い取って業者オークションで売る買取業者、業者オークションで買って美術クラブや国際オークションなどで売る人などがあります
比率でいうと今は露天商、ネット屋、買取業者が多いと思います
比較的参入障壁が低くて、換金できるスピードが早くて、極端な話軽トラ一台あれば始められます
中にはこれらを組み合わせて幅広く売ったり買ったりしている人もいます
もちろん同じやり方でも、扱うレベルや量は人によって全く違って売上利益も大きく異なります
売上が少ないと安定したサラリーマンよりも収入が低くなってしまいますし、そういう人達も実際に多いです
もちろん収入が全てではないし、好きでやっている人がほとんどなのでストレスがなければそっちの方がいいと、私みたいなサラリーマン出身の人間からしたら思います
基本的にこの業界の人はビジネスでもありますが、それと同じ位好きでやっている人が多くて、満員電車に揺られて毎日決められた時間に出社して上司やお客さんにストレスを感じて愚痴ばっかり言っていた人達に囲まれていた時(自分もですが)に比べるとかなりいい環境です
話は収入に戻りますが、福利厚生や退職金などの保証はありませんが努力すればそこそこの規模のサラリーマン位はある程度の人は稼げるような気がします
さらに上のクラスになると(江戸時代からの骨董商や美術倶楽部で売り買いしている人、美術館や富裕層に高額な品物を納めている人、クリスティーズやサザビーズなどに出品する人など)有名プロ野球選手位稼いでいる人もザラになります
資産数十億以上の人も存在しますし、上のクラスで活躍できれば一流企業のサラリーマンや官僚クラスの公務員、医者や弁護士よりも稼ぐことも可能です
どんな目利きの人でも失敗はあるし保証も全く無いのですが、夢のある世界だと思います
もちろん甘い世界では無いのは当たり前ですが
でもしっかり努力して失敗してもへこたれずに挑戦し続けて、運とセンスがあれば成功する可能性も低くはないような気がします
未経験からでも今は色々な情報はネットでも手に入りますし、業界に入れば色々と教えてくれる人もいますので古いものが好きで挑戦したい人は挑戦してもいいと面白いと思います
もちろん保証は出来ませんが