買取でお客様のところに伺った時によく言われる言葉です。
決して若くはないつもりですが(40代)貫禄がないのもあって実際の年よりも若く見られることがあります
でもそれ以上にどうもお客様の多くが古美術骨董を扱う人間は、もっと年が上で60代~70代位の人が来るものだと思っているみたいです
そのイメージと比べると大分若く見られるみたいで、よく言われます
普通なら喜んでもいいのかもしれませんが、この仕事をしていると素直に喜べない時の方が多いです
なぜならこの「お若いんですね」という言葉の裏には「ちゃんとわかるの?」「高価なものとか買い取れる?」といった心配から来る場合もあって、特にその部分で苦労することが多いです
例えば今の相場から考えて「買取価格は五万円です」とお伝えしても、見た目からか信用してもらえず「本当はもっと高いんじゃないの?」と思われるのか、その場ではお売りいただけなくて、他の業者を呼んで査定させてその結果また呼ばれるということも過去に何度もありました
また年配の人や強面の人に比べると断りやすいのか、「ちょっと考えます」 と保留にされて別の業者を呼んで査定してもらったらうちより安かったので「他の業者さんは○○万円と言ってたけど」と言ったら「じゃあその値段で買いますから売ってください」と押しきられて他に買われてしまったこともあります
どうも年配の方は信用されやすかったり、断りづらいみたいで話がまとまりやすいようです
正直そういった事で悔しい思いをしたことは何度もあります
それが嫌で同世代の同業者で、嘗められないように札束を事前に見せたり(ちゃんと支払いはできますというアピール)、高級時計をつけたりしている人もいます
そこまではやりませんが、確かに気持ちはわかります
でも世間のイメージは古美術を扱うのは年配の人だと思いますが、実際は古美術業者オークションでも中心になっているのは30-50代になります。体力や最新の相場や情報などは若い方が有利な事も多いです
またもしお客様の品物でわからない事が出てきても、ネット等にも精通していますので、その場ですぐに調べることも出来ますし、同業者のネットワークがあるのでほとんどの事は対応できます
なのでもしお伺いしたときに「ずいぶんと若いな」と思っても大丈夫です、見た目よりは買取経験もありますし、年配の方よりは荷物もたくさん運べます。
当社のスタッフは全員30-40代ですがご安心してお問い合わせください