買取でお客様の所にお伺いした時に査定している時や、買取成立後に品物の運び出ししている時などに色々と話をする事があります（もちろんこちらから必要以上な事を聞き出したりはしません）
普通の世間話をする事もありますが、買取業者を呼ぶ事というのはほとんどの方があんまりない事だと思うので興味があるのか質問をされる事があります
よく聞かれるのがタイトルに書いたような内容です
まず「儲かるの？」という質問には正直に答えますが「たまに儲かる事もありますが、大体はそんなに儲からないですよ」と言っています
どうもこの仕事は二束三文で買ってすごく高く売ってるんじゃないかと思われたりもしますが、実はそんな事もなくて大体はいわゆる「儲かる」というわけではないです
これは嘘ではなく本当です
例えば査定して全部で売れたとして一万円位だったとして、それを「１０００円ですね」と言って買取が出来れば儲かると思いますが、品物の数がそれなりにあってお客様を前にして１０００円とは言えません
結局五千円位はつけてしまうので、手間などを考えるとなかなか儲かるとは言えません
また家具の場合など定価はすごく高くても中古になると安くなってしまうものもあるのですが、お客様自身が購入した場合などは今の相場を説明しながらもなかなか安くは買取できません
そうすると車出して二人で運んでとなると「これ日当出るかなぁ〜」と思うこともあります
もちろんそういう買取だけではスタッフの給料も払えませんし、会社の存続も出来ません
なので名品をしっかりとした価格で買取して、予想通りもしくは予想以上で売れたりする時もありますので、そういう事も正直に話したりします（もちろん個人情報に関わる事などは絶対に言いませんが）
次に一番すごい買取とかどんなものがありましたか?と聞かれた時は具体的な事は言えませんが、普通の家にはなかなかないですよ、例えば富裕層の方が昔高額でデパートや骨董店で買ったものなどは当時よりも値段が大きく下がっている場合が多くて、そういう方たちの家ではなくて先祖が軍人だったり、政治家だったりして普通の人が貰わないものを貰っていたりしたものなどが、今非常に評価されるものだったりしますよなどと答えています（実際に売り物として流通したものより、していないものの方が高く評価できる場合が多かったりします）
こんなにいろんなジャンルをどうやって覚えたの？に関しては、本格的に買取業務を始める前にかなり幅広く業者市場で買って売って覚えました
損したり儲かったりしながら家具から美術品からカメラ、オーディオ、時計、おもちゃなどなど色々な市場に行っては買って覚えました（この頃は買取をほとんどせず毎日のように市場に行っていました）
覚えるには実際に買って売るのが一番早いと思います、また買取業務を始めてからさらに様々な品物に触れているうちに大体の物の相場感はつくようになりました
なので大抵のジャンルは査定が出来るようになりこれは当社の強みの一つだと思っています
（古美術専門業者だと専門以外のものは買取しない所も多いです）
そしてこのブログを読んでいただいた方から「ブログはあなたが書いてるの?」とたまに聞かれます
「はい、全部私が書いています」と答えています
実際書くのはあまり得意ではなく、書くのに結構時間はかかりますが当社の方針や古物の現状などを伝えるツールとしてこれからも思った事を書いていきたいと思っています
