希少性と流動性あとサイズによる買取価格の違い

2021-05-19

  • 買取時の注意点

今回は買取価格の基準に関するお話です

一つの記事で書き切れるほど簡単なものではないのですが、その中の一つの基準になる希少性と流動性について書いてみます

基本的に品物を拝見した上で、しっかりとした買取価格を出すには前提としてその品物の価値や今の相場を知らなければなりません

「昔〇〇万円で買ったのよ」「この間テレビでこういうのが人気があるって言ってたわよ」とお客様が仰ることも聞きながらこちらとしては買取業者としては当社とお客様の両方に利益が出るようにしっかりとした買取価格を出さなければなりません

そのためにまずはその品物の現在の相場を知っていることが必須です。そうでないとまず適正な買取価格が出せません、なので当社はなるべく多くの業者オークションに参加してそこで競られる落札価格をチェックして、常に今の相場を把握する努力をしています、後はネットオークションの相場も過去のデータを含めて把握するようにしています

また当社はありがたいことに様々なお客様からご依頼を受けますので、そこで様々な品物に接する機会があり、その経験もかなり大きいです

しかしそうはいってもその査定する品物の種類は膨大なため、曖昧な時は複数いる外部のスタッフに確認を取るようにしています。今はある程度のことはオンラインで伝わるので助かります

そうしてその品物の現在の相場がわかった上で、もう一つの基準になるのが流動性になります

流動性とは何かというとわかりやすく言うとすぐに売れる(換金できる)かどうかということになります

一番わかりやすいのは貴金属になります、相場は日々変わりますが買い取りした当日もしくは遅くとも翌日には換金が可能になります

またはネットオークションに出品しても確実に売れるデザイナーズ家具や有名作家の工芸品などもこれに近いものになります

こういったものは長期在庫になる可能性も少ないので、販売予定価格に対してかなり近い価格で買取査定ができます

つまり回転が早いので在庫リスクが少なく、買取で使った現金が長期で寝ることもないので査定が強気にできるという事です

これの逆で販売まで時間がかかりそうなものは、どうしても査定が低くなってしまう傾向があります

手直しが必要なアンティーク家具や、古さや雰囲気はあるけれど無名な古道具や万人受けがなかなかしないニッチな品物などはさっきの逆で在庫リスク等が発生する可能性か出てきます

その2点を主な査定のポイントとしながら、後はサイズがどうしても影響してきます

片手で持てるものと、一人では運べないものではやはり差が出てしまいます、まず一人では運べないものの場合運ぶコストが発生しますし置いておくスペースの問題も出てきます

例えば両方5万円で売れそうな品物であっても、買取価格は全く同じでは正直ありません

通常、買取業者だったら「何でも高価買取します!お電話ください」というのが普通かもしれませんがそれでは一般の方がよくわからない買取価格の基準が伝わらないと思うので今回ブログにて書いてみました

もちろん今回書いたことが買取価格のすべてではないので、また違う部分を書きたいと思います。そうすることで少しでもわかりづらい買取価格のグレーな部分を解消できたらいいなと思っています

 

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