印象に残る買取の記憶 その1 

2022-01-27

  • 買取日記

今まで様々なお客様の所に買取りにお伺いさせていただきました

1日で数件回らせていただく事もありますし、正直ほとんど記憶に残っていない買取もありますが今回は数多い買取現場の中でも特に印象に残っている買取を書いてみたいと思います

①伊豆高原の別荘地 イームズやハーマンミラーなどなど まぁお洒落

お客様からのご相談で「自分たちは都内に住んでいるのだけど、両親が住んでいた伊豆高原の別荘を売却することになって使っていた家具などを買い取ってもらえないか?」というお話をいただきました

正直距離もあるし、事前情報もはっきりしたものではなく(写真とかはない)お伺いして手ぶらの可能性もありましたけど(もちろんその場合でも出張費等はいただきません)量も多そうだしそのまま処分するのは惜しいし、何となく勘も働いたのでお伺いさせていただく事になりました

こういう場合(遠方に出張査定に行く)は最悪手ぶらでもドライブとか小旅行だとか思うようにしています、なのであっという間に終わってしまった時のため美味しそうなお店や日帰り温泉などを事前にリサーチはしておきます

当日は天気も良く道もすいていて2時間半の移動時間もそれほど苦にはなりませんでした

そして買取の結果ですが、お伺いさせていただいて大成功でした

この家のご主人がデザイナーだったこともあり使っていた家具がイームズやハーマンミラーなどのミッドセンチュリー家具やデンマークのヴィンテージ家具など本当にお洒落なインテリアで、家自体も建築家と相談しながら建てたらしくシンプルなのにセンス良く、売りに出していると聞いて一瞬「買おうかなぁ…」と妄想してしまいました

もちろん思いとどまりましたが、過去相当数のお客様の所にお伺いさせていただきましたがそこまで思ったことはありませんでした。

買取の方も家具・食器・オブジェなどその日だけでは積みきれない量を買取らせていただきました(積めない分は後日日程調整していただき買取らせていただきました)

本当に捨てられていたかもしれない名品を救えたのと、なかなかないお洒落なお宅を拝見できて嬉しかったです

②超大量、贈答品未使用 山・山・山

お問い合わせいただいた時から「とにかく家の中が箱に入ったお皿とか花瓶とかで一杯なのよ、足の踏み場もないくらいで…」との事でした

とりあえず査定のため出張させていただくと大き目なお家に、たしかに足の踏み場もないくらいの未使用贈答品が所狭しと置いてありました

一番すごかったの部屋は身長くらいの高さまで積み上がっていました

こちらのお宅はご両親の遺品整理で他にも美術品やブランド品などもあったようですが、それらは別の業者に売却した後との事でそこは残念でしたがその業者は「うちはこういう贈答品の類は扱っていないんですよね」と言って断られたようで当社にお声が掛かりました

ご家族のお話を聞くと「とにかくデパートで夫婦で買い物するのが趣味で、毎日デパートに行ってご飯食べて必要でもないのに買い物していたのよ」

当時からご家族の方たちは困っていたようですが、これは余裕がないと(それも相当)できないことですし、ご夫婦で仲良く毎日過ごされたというのは幸せだったんだろうなあと思いました

もちろん整理に苦労するお客様にとっては大変な事ですが…

でも今回は遺されたものがゴミではなく商品価値のあるものでしたので本当に良かったと思います

結局8割方を買取らせていただき、量としては車4台分になりました

お客様は大部分がなくなった事と思っていた以上の買取価格だったようで、とても喜んでいただきました

しかし運び出しは本当に過酷でした。夏の暑い日で、解体前の家だったため冷房もなく4人で汗びっしょりになりながらやりましたが運んでも運んでも終わらなかった記憶があります

それでもそれだけの品物を買取らせていただいたのと、すごく喜んでもらえたので満足感は非常に高かったです

こういった記憶に残る買取はこれからもブログにて書いていきたいと思います

 

 

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