先日買取にお伺いさせていただいたお客様の所でのこと
当社は恐らく三番目に呼ばれたのですが、家に入ると品物がたくさんあって売れそうなものもチラホラあるし、引取もできないものはほとんど無さそうな雰囲気でした
ただしパッと見たところいわゆる名品のような物はなさそうな感じがしましたが、工芸品中心でもこれだけ量があればそれなりの買取価格になりそうで、しっかりと査定しなければと細かく品物を見ていると
「悪いけど大したものはないわよ、もう良いものは別の業者に売っちゃったから」とある意味正直なお客様でした
「ちなみに何を売ったのですか?」と聞くと「油絵とか掛軸とか、別の所は銀製品を買ってったわ」と、なるほど家を見ていると良いものがあったんだろうなと思わせるような感じで、そちらの見積もりに呼ばれなかったことは残念ですが、目の前に売れる物がたくさんあるので「この辺にある品物はいままでの業者さんはいくらくらいお値段をつけたんですか?」というと「うちではこういう新しい工芸品は扱っていないので、他の業者を呼んでください」と言われたとおっしゃいます
実はこういうことは過去にも時々あって「美術商はこういう物を扱っては駄目なんだよ」という人も結構いますし、それも間違った考えではなくてある意味一流になっていくには大切な考え方かもしれませんが、目の前で売れる物を置いていったり困っているお客様の期待に応えない事は当社の信条としてできません
また当社はそういう名品しか扱わない業者よりも販路は広く、店舗販売・イベント販売・海外輸出などを駆使してなるべく高く売る努力を続けています。なので結構高く買える事ができます
その現場でも他の業者が置いていった品物の当社の買取価格が、先の二社が選んで買っていった買取価格よりも高くてお客様にも喜んで貰えました
有名な作家物や骨董品でない最近の工芸品でも、状態がよかったり量があればしっかりと売れます、たとえ日本で売れなくても日本の製品は世界でまだまだ需要があります
当社は名品はもちろん、贈答品や工芸品もしっかりと買取いたしますので是非ご利用ください