解体が決まった後、どうするのが賢いのか?

2022-07-28

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両親が購入した家の築年数が30~40年経ってきて立て直す時や、一度更地にして売却する場合、家を解体してそこにマンションなどを建てて賃貸経営するなど様々な理由で家の解体をする場合があります

その際に解体から回収、施工、管理などすべてを不動産デベロッパーに任せる方もいらっしゃると思います。特に高齢者の方などはその傾向が高いように感じますが、私の経験上このような形で一括に丸投げしてしまうと解体費や回収費が比較的高い場合が多いように思います

「え!そんなにするんですか?」と思ったことも何度かあります

もちろんメリットもあるとは思います、高齢の方や仕事が忙しくて時間のない方にとっては全部を進めてくれるのは楽だしトラブルも少ないでしょう

ただし注意が必要なのが後述もしますが、不動産デベロッパーはお客様の品物は当たり前ですけど買取はしません

なので不動産デベロッパーに一任される方も、その前に買取業者を呼んで売れるものを査定してもらう事は絶対にした方がいいと思います

都内の特に一等地になると動くお金が数千万~数億円という額になるため、たかだか数万円とか数十万円位(充分大金ですが)のために面倒くさいと思う方もいらっしゃいますが、そういう物件をお持ちの方の場合まれに数百万以上の品物をお持ちの方がいらっしゃいます

お金もそうですが美術的価値から言っても本当に勿体ないので、ぜひすべて処分する前にお問い合わせください

そして丸投げではなく、自分たちで片付けや解体の手配をされる方にお伝えしたいのは処分する前に売れるものはしっかりと売るという事は同じですが、その後に回収費用を抑えるポイントとしては余裕があればなるべく自治体の回収を最大限に利用する事が大事です

処分費用を考えますと自治体の処分料金が、どこの回収業者よりも安いのは間違いありません

自治体の処分は税金が投入されていますので量に制限はありますが可燃・不燃・資源ごみは基本無料ですし、粗大ゴミも格安で利用できます

郊外などではクリーンセンターなどに持ち込めば、そうとう安く処分も出来ます

実際処分に関してはお客様自身の手で自治体を利用するのが一番お得ですが、長年住んでいた一軒家などは思っている以上に荷物は多く最初は全部自分たちでやるつもりが途中で心が折れたり(仕事がある方などが毎週末片付けの作業をして数か月やっても全然終わらなかったり)、夏などは熱中症のような症状が出てしまったりすることが良くありますので、ある程度にして残りはプロに任せるのも大事かと思います

結論片付けに関しては手間を取るかお金を取るかという部分もあります

そしてここが処分をする前の大事なポイントですが、一番処分が厄介な大型家具類ですがこれは解体業者に木の家具の場合、捨てなくてそのままでもいいのか確認することが大事です

これを知らない人が結構多くて、苦労して自分で処分しなくても解体業者が解体時に一緒に壊してくれる場合が多いです(多少の追加料金を取られる場合もありますが、それでも大型家具を運び出す手間を考えるとそのままの方が楽だと思います)

大型家具が処分不要になれば、自分たちで処分する苦労もありませんし回収業者に高いお金を払う事もありません(食器棚やダイニングセット・サイドボードなどが数点あればすぐにトラック一台分になってしまいます)

そして優良な回収業者を見分けるポイントにもなりますが、処分の見積もりの際に家具があった場合、今みたいに解体の場合家具はそのままでも大丈夫な場合もありますと伝えてくれる業者は良心的な場合が多いです

なぜなら家具は容積が大きいのでトラックに積む際、細かい物よりも楽でスペースが稼げてなおかつ処分代が安いため高い料金と利益が取りやすいのです

例えば家具ありだとトラック5台分、なしだとトラック3台分では料金が全然変わってきます

仮にトラック一台当たりの料金が少し安くても×5台と少し高くても×3台だと合計金額では3台の方が全然安くなったりします

なのでこのことを伝えない回収業者は気を付けた方がいいかと思います

話は一度戻りますが、まず最初に行う事は売れるものをしっかりと売る事です

実際にあった最近の例ですが家の荷物整理で伺い査定した結果、買取金額が約70万円・紹介した回収業者の処分代が約60万円という事もありました

しかも当社を呼んでいただく前に大分自分たちで捨てていたみたいで「不燃ごみとかで捨てたやつが区の収集業者が来る前に無くなっていたのよ毎回」と仰っていたので、どういったものを捨てていたのか聞いたら、それを捨てていなかったら確実に買取価格は100万円を超えていた事でしょう(無駄に後悔させるだけなのでお客様には伝えていません)

もちろんどういったものが売れるのか、どういったものが売れないのか?一般の方にはわからない場合がほとんどだと思います

なのでそんな時は幅広いジャンルを扱える買取業者を呼ぶことをお勧めします

「何が売れるかわからない→どうせ何も売れるものがない」と思わないでください

例えば一軒家の整理の場合でしたら、大抵何かしら買取できるものはあるはずです

もちろん高額美術品しか扱わない業者の場合はそういう訳にもいきませんが、当社のように守備範囲広い業者でしたら何かしら探し出すことは得意です

不安な方は画像を事前にLINEで送っていただければ、ある程度の事はお伝えできると思います

まとめになりますが、解体が決まった場合はまず売るべきものを捨てずにしっかりと売り、その後売れないものを自分たちでどこまで捨てられるか考えて実行する、その際に大型家具の処分が必要かどうかは確認しておく、そして自分たちでやりきれない物があったらそれは回収業者に依頼するという流れがいいと思います

当社は出張査定と、お客様自身で処分される場合のアドバイス、あと必要であればリーズナブルに作業できる回収業者の紹介までは出来ますのでお気軽にご相談ください

 

 

 

 

 

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