詐欺の話

2020-04-06

  • 買取日記

今回は一般の方ではなく、我々のような業者に対する詐欺の話

店舗営業を初めてから約10年、数はそれほどないものの何件か詐欺まがいの事はありました

大体は急な持ち込み買取が多くて、貴金属だったり腕時計などが多いです

一応刻印だけはある、重さや色が明らかに違う物を持ち込まれて「親が買ったものなんだけれど、確か銀座とかで買ったものなんだけれど…」などといい

「金額は任せるけど、今日買取できる?」

明らかに一目でわかる偽物だったので、そういうときは

「正確な金の比重などを調べなくてはならないので、お預かりしても大丈夫ですか?」

というと間違いなく「時間かかるならいいや」といってそそくさと帰っていきます

時計も怪しいロレックスなどの場合は「中の機械とか調べれなければならないので、少し確認させていただいてもいいですか?」

というと同じ結果になります

あとは美術品ですが、大体同じ共通点があって、実家は鎌倉とか葉山にあって親の遺品で大量に美術品がある

ブランド品はブランド専門店に売って数百万円になった

でも美術品に関してはわからなくて、見せたらすべて○万円と言われた

買ったときの領収書を見ると一枚数百万円の物もあったから、それはどうなんだろうかと

とりあえず何枚か実家から持ってきたから、見てください。ちゃんと買ってくれたら残りのものはすべてお任せます、と

持ってきたものを見ると、超有名作家とかではなく10~20万円位の作家のものが数点、怪しいので調べてみるとやはり偽物

「残念ですけど、本物ではなさそうなので今回の分は買えません」というと

「ここは駄目か」と思うのか、急にさっきまでの笑顔が消えて、そそくさと品物を持って帰ります

運よくいままで被害にあわずきてますが、気を付けないといつ騙されるかわかりません

しかし、詐欺をする人は話もうまいし人当りもよさそうだし、その努力を他に使えばいいのになあと

 

 

 

 

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