中古ビジネスで利益を出すには「安く買って、高く売る」事が基本になります
買取業者に当てはめてみると短期的にいえば古美術骨董品を安く買い叩いたり、高くは売れない着物や家具を買取しないで、貴金属を粘って出させたりすれば利益が出ますが、それが長く続くことはありません
SNSも発達しつくした今、悪い評判が立ってしまっては継続的にビジネスは出来ません
そんな時代に継続的に真面目に利益を出すにはいくつかのポイントがあります、その一つが「リピーター・紹介をどれだけ獲得できるか」という事だと思います
さっき書いた短期的に利益を出す方法をしていたら、まずリピーターや紹介はありません。当社にとってもこの2つが非常に大事なもので、顧客満足度が高くないと増えないので長い目で見るとこの二つが多いか少ないかが、その業者の分岐点になるのでしょう
買取業者に対して「怖い」「不安」というネガティブなイメージを持っていまる人は多いです。ネットを調べても同じような感じで違いが分からず、どこに頼めばいいか悩む人も多いと思います
そんな時に知り合いから「ここは丁寧でいろいろ相談にも乗ってもらえたよ」と言われると大抵の人はそこを選びます
それとお客様がその品物の価値を理解していなくて、一番の要望が品物を減らしたいという事だったとしても、価値のあるものを安く(例えば5000円とかで)買ってしまうと、整理している間にまた古い物が出てきても「また呼んでも大したお金にならないから、面倒くさいし捨てちゃおう」となってしまいます
骨董品買取ビジネスは基本的に新規のお客様をいかに獲得するかが大事ですが、利益を出している業者とそうでない業者の差の一つはリピーター・紹介の量の差だと思います
こういったお客様は経験上総じて品物もお客様の人柄もよい場合が多く、利益面だけでなく精神的にも良い仕事ができていろいろな面で次につながります
また新規のお客様を獲得するときにかかる広告コストもかからないので、そこも大きいです。それのない業者は高い広告費を払い続けなければなりません
次に大事なのが「探し出し気づく力」です。品物が並べられて「はい、査定してください」と言われるような場合は別ですが、解体前や引っ越し前で荷物が整理できていなくて、雑然とした中でお客様自身もどれが売れるかわからない状態の時に売れるものを見つけ出す力が大事になってきます(こういう現場自体行かない老舗・有名店も多いですが)
「天袋には何もありませんか?」「物置の中は、庭には何かありますか?」などと聞いて「多分、大したものは何もないと思いますが…」と言われて掘り出し物が出てきた事は何度あったかわかりません
こういう事をしっかりとして、捨てられるだけだった物に値段をつけられるかどうかで大きい差が出ます。こういう掘り出し物が出てくるポイントはある程度決まっているので、そこを知っているかどうかも大事な事です
これは業者もそうですがお客様にもメリットが大きいところなので、伸びていく業者をそうでない業者の差を分けると思います
最後が「売れる力」だと思います。結局買取するには高く、幅広く売れることがポイントで仮に同じ値段で買取したとしても他店よりも高く売る事ができれば、次の買取も強く買うことができて品物が多く集まるように好循環していきます
また他店では売り先のない物も売れるルートを確保していれば、当社だけ値段をつけれることにもなります
そのために多くの業者市場に参加し、骨董だけでなくリサイクル市場や海外輸出業者とも人脈を広げるようにしています
また買取した品物がどこで売るのが一番高いのか(店舗販売?ヤフオク?業者市場?中国オークション?美術倶楽部?)見極める目利き力も必要になっています
つまりリピーター・紹介を獲得できるように丁寧に接客してしっかりとした値段で買取し、お客様も気づかないような物を探し出して値段をつけて、高く買えるように売る力をつけていくことが大事という事です
当社はこれからもしっかりとその辺を意識して頑張っていきます