買取業者がしっかりと「儲け」を出すために必要なこと 前編

2023-02-02

  • 深沢美術店のこと

以前にもこのブログで書きましたが、買取業者が「儲かる」というとどうしてもネガティブに捉えられてしまいがちですが(悪い事しているんじゃないかとか、安く買い叩いてるんじゃないかとか)正直そういう悪徳業者は大分淘汰されてきました

残念ながらまだ一部残っていますが、業者の方から連絡が来て営業してくる様な所(訪問、テレアポ買取)を相手にしなければ大体大丈夫だと思います

そしてしっかりとルールを守って営業することは大前提ですが、その上で買取業者も営利企業ですので売上・利益を上げて雇用を生み出し長く存続させて納税をしなければなりません

そのサイクルを続けていくための一番最初の「儲け」を出すために重要なポイントを書いてみようかと思います

まず第一に、一番大事なことは集客をすることです

どんな規模・ジャンルに関わらず買取業者はお客様からのお問い合わせがなければ商売が成り立ちません

なのでいかに多くのお問い合わせを獲得するかに、各社が知恵と予算を使って競い合っています

ここを適当にやっている業者は徐々に衰退していきます、まず知恵も予算も使わずに集客はできませんし昔の成功体験に縛られて時代・環境は変わっているのに同じやり方を続けていても厳しくなっていきます

そして新規客を獲得するためのツールはどんどん増えていっています

折り込み・ポスティング・タウンページ・新聞広告・フリーペーパー・ネット広告・SNS・youtubeなど、それ以外にも店舗を構えての集客もあります

これだけのツールをすべて行う事はよほどの大手でないと予算もそれに割ける時間・人員も足りません(その大手が最近どんどん進出してきているのが頭の痛い所です)

なので当社も自社にあった媒体を、いろいろ試しながら試行錯誤しています

同じ媒体に同じ予算を使い続けていても駄目だし、買取先で経験した事や業者市場の動向、同業から聞いた話などをチラシやホームページ・ブログなどにフィードバックしながら日々アップデートしています

そうしないと大手に吞み込まれてしまいます

そして集客が出来るようになって買取件数が安定するようになった後は、買取業務をしっかりとしなければなりません

利益を上げるために一番手っ取り早いのは、安く買取るという事かもしれませんがこれはこのブログでも何度も書いていますが長続きはしません

まず第一にこれだけ情報(相場など)が簡単に手に入る時代に、不当に安く買取ろうとしたら信頼を無くしてそもそも買取自体出来ません

そして競合他社は山ほどいるので、我々のような買取業者は代わりにいくらでもいると思って行動しなければなりません

また買取業者にとって一番大事ともいえる、リピーター・紹介は間違いなく無くなります

特に高く評価できる品物をお持ちのお客様から安く買取ってしまうと、その方のご親族やお知り合いは同じように良い品物をお持ちの可能性が高いのにその紹介を自ら潰す事になってしまいます

そして今の話と繋がるのですが、いかに客層を上げていくかという所も大事だと思います

旧家とまではいかなくても代々続く富裕層だったり軍人・医者・政治家・官僚などの家系、そういった方たちは買取価格・知識もそうですが電話での話し方・買取時の態度・動きなどしっかりと見て判断されるので一度きりの付き合いにならないように気を使わなければなりません

そうやって買取案件を増やしてリピーター・紹介も増やしていって買取れる量が安定してきたら、次に大事になってくるのは「仕分け」「売る力」「経費管理」「納税」になってきますが長くなってきたのでこれは次回書こうと思います

 

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