深沢美術店、来年の広告戦略

2021-12-18

  • 深沢美術店のこと

私はこの業界に入る前は主にオートバイ業界の広告営業マンを七年ほど経験しました

オートバイショップやパーツメーカー、買取業者などに雑誌媒体などを営業し、広告制作していました

そこで実感したのは伸びていく会社は本当に広告を上手に使っていたという事です

大抵の会社は有料広告というだけで相手にしてくれなくて、話すら聞かないという感じでしたがそういう所で大きく成長した会社はほとんどありませんでした

もちろん各会社なりの方針がありますので、家族経営のような形で新規のお客さんをあまり積極的に獲得しようと思っていないのであれば必要ないのですが、売り上げを伸ばしたい・会社を大きくしたいという考えがあるのに検討すらしないのはある意味、怠慢だなぁと当時思ったものでした

その時広告を嫌う人や広告を大量に出稿している会社を嫌う人たちが言っていたのが「広告を出している所はそれが経費になってバイクの販売価格が高くなったり、買取価格が安くなったりするんじゃないの?」という事でした

でも実際のところこの考えは誤っている場合が多いです

例えばある中古車販売店が広告費0で月間10台バイクを販売して、1台10万円の利益が出たとすると100万円の利益が出ます(人件費・家賃などの経費はここでは考えないとする)

このお店が月に50万円の広告費を使って月間20台のバイクを販売すれば200万円-50万円で150万円の利益になります。もっと頑張って月に100万円の広告費を使って月間30台売れば300万円-100万円で200万円の利益になります

このように効果的な広告を打てれば同じ価格で販売しても利益額が上がるというわけです、場合によっては利益が上がっている分販売価格を下げたり買取価格を上げたりもできるわけです

もちろんこんな単純な話ではない事は当たり前ですが、原理としては間違ってはいません

買取の場合も同じで広告を使わなくて少ない買取件数の業者よりも、むしろ広告をある程度使っても多くの買取件数がある業者のほうが高く買取できる場合が多かったりします

あとは根本的にこれだけ業者が増えてネットで情報も取りやすい時代に、不当に安い値段で買取続けることなど出来ません

もちろんしっかりとデザインや内容をお客様に届くように造りこんだり、出した広告の効果測定をして費用対効果の高いものに予算を増やしたりすることが前提ですがやはり認知してもらうのに広告は必要だと思います

私が営業マン当時、一番広告を活用して後発ながら業界最大手になった買取業者は2人で起業して以来上場するまで利益の100%を広告費に充てていました

なので規模が小さい時でも一番専門誌に大きく広告が掲載されるので、読んだ人からは「ここが一番大きくて、一番しっかりしている」と思われるようで、あっという間に急成長して買取台数で圧倒的シェアを誇り中古車市場の相場もコントロールできるほどになっていました

業界も違いますし、扱うものも違うので同じやり方はもちろん出来ませんが周りの業者を見ると買取で儲けが出るとすぐの遊びや車・時計などに使うような人が多いので、だったらそのお金を広告に充てようとは思っています

なので当社は今年の利益を使って来年今年よりも広告を増やしていこうと思っています、もちろん大前提としてお客様に提示する買取金額には一切影響のない範囲になりますが、今まで出稿したことのない新たなジャンルにも展開していくつもりです

新しいジャンルに挑戦するのはいままでの広告(ネット・チラシ)では届かないお客様に認知してもらうのが目的で、このブログでも何度か書いていますが私が一番やりたい事が、価値のあるものが捨てられるのを防ぎたいという事です

その為には他社も出稿している所ではなく、していない所にだしていこうと思っているので今いろいろな資料を集めています

 

 

 

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