当社の一番の仕事はお客様に捨てさせない事かも

2020-10-29

  • 得意分野

「押し入れにしまってあった掛け軸の山、見てみたらカビが生えていたから全部捨てちゃった」「祖父の軍服とか勲章、あと戦地の写真なんかも最近処分したばかり」「父が集めていた古い腕時計動かなくなったから不燃ゴミで出しちゃった」などなど

この仕事をしていて一番無力感に襲われる瞬間です

まだ他社に売ってもらえれば品物が生かされることになりますが、捨てられるとどうしようもありません。そのたびに自分の努力不足を痛感します

捨てられる前にどうして当社のことを知ってもらえなかったのか、知ってもらえればお客様も当社もお互いに満足できたはずです

実際にギリギリのところで捨てる前のゴミ袋から品物を見つけて、買取させてもらってお客様に喜んでもらったこともありました

そのように間に合えばいいのですが、間に合わない場合も多いです。

よくある状況が無料で捨てられる可燃ごみや不燃ゴミとして貴重な品物を捨ててしまって、運ぶのが困難な大型家具類だけが残った後呼ばれる事や古くてボロボロな骨董品が捨てられて、比較的新しい未使用の贈答品を買取に呼んでもらったり

もちろん家具や贈答品もしっかりと査定して買い取らせていただきますが、すべてが残っていれば数倍から場合によっては数百倍の買取ができる事もあるのです

もっとも残念なのは全てに何の価値も見いだされずに、面倒くさくてすべてゴミとして回収業者に処分させてしまう事

これが実は一番多いんじゃないかと最近よく思います、本当にもったいない

確かに自分に置き換えるとこの仕事をしているから物の価値がわかりますが、この仕事をする前だったらおそらく9割がた価値を見出せずに家族が遺品をすべて処分するといっても、特に何とも思わなかったと思います

そうであるからこそ、できる限り多くの人に早く知らせるための努力を続けていかなければなりません

例えばこのブログの更新もそうだし、ネット・チラシなどを使った広告も積極的に行っていこうと思っています

正直広告の経費などを考えると利益は出しずらいことになりますが「あらそうなの、少し前に全部捨てちゃった」という事を少しでも減らせるのであれば仕方がないかもしれません

長い目でみれば骨董業界的にも良い事だし、当社としても色々な経験が増えるし大げさでなくお客様に「価値のあるものを捨てさせない事」がこの仕事をしている中で一番意義のある事のような気がしています

とりあえずこのブログを呼んだ方で、遺品整理や引っ越しなどをお考えの方はぜひ当社にお問い合わせください

全てではありませんがかなりの確率でお役に立てると思います

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